我がオーディオ装置はオーデイオ・マニアが自慢する優秀録音のためではありません(別に悪い録音のマニアではないが。。。)。オーディオ自体その時代の記憶を再生するための装置ということが言えます。「闘志を燃やすジャンル」はオーディオという枠には到底収まらない音源へのアプローチを集めたものです。以下、概略ながら追ってみました。。。。の前に断って置きたいのは 1)自称「音源マニア」である(ソース保有数はモノラル:ステレオ=1:1です) 2)業務用機材に目がない(自主録音も多少やらかします) 3)メインのスピーカーはシングルコーンが基本で4台を使い分けてます 4)なぜかJBL+AltecのPA用スピーカーをモノラルで組んで悦には入ってます。 5)映画、アニメも大好きである(70年代のテレビまんがに闘志を燃やしてます) という特異な面を持ってますので、その辺は割り引いて閲覧してください。 |
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闘志を燃やすジャンル
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【ロック・コンサート】 文化的背景 ロックンロールに出会ったのは東京に引っ越して来たときのこと。FEMがラジオから流れ、水曜の夜にはウルフマン・ジャックを「うる星やつら」の見終わった後に聴き、土曜の部活が終わる頃には長いTop40の最終チャートが巡ってくる感じだった。1980年代初頭の中学生の頃の思い出です。当時のロックはジャーニーが最後の灯火を掲げてメガヒットを飛ばしていた。。。という感じで、当然、反ベトナム戦争の気運やヒッピーの存在など知るよしもなく、ただただ流れる音楽を歌詞も判らずに聴いていた。バブルもはじけ高度経済成長の神話も終わった今の時代にふたたびこの時代のライブ録音を聴いてみると、思ったより音が悪いと感じることもなく、かえってコンプレッサーの薄い生々しい音が聴けるのがいい。こういう取り留めのない個人の体験がロックを聴く態度であるという感じもする。
再生機器
以上、ロックのライブ録音についてコメントしましたが、プロモーターの管理下におかれたスタジオでの収録と、ファンの大勢詰めかけたライブ会場では、ロック・バンドのテンションも自然と違うもので、そうした心理的情況に加えて本物のパフォーマンス・バンドのしたたかな駆け引きがステージ上で繰り広げられるさまは圧巻でさえある。スタジオが譜面どおりの仕上がりを目指すのに対し、ライブはその時代に活きる人たちの生を奏でているという感じ。その辺が本当に聴きたい部分である。 ページ最初へ 【戦中・戦後ドイツ放送録音】 文化的背景
再生装置
以上、戦中・戦後のドイツ放送録音についてコメントしましたが、何かの参考になれば幸いです。私の推測では戦中に行われた規格化が戦後も温存されて、いわゆるローカル・ルールのまま記録されたと考えるべきかと思います。(もちろんこの時期の録音は世界的に録音規格が氾濫していたのですが。。。)これに反してアメリカで復刻販売されるドイツ放送音源では、中高域の聴感補正が掛けられているものが多く、補正に用いたイコライザーの質の悪さなども手伝って輪を掛けて癖のある音調になっていることがあります。一方、最近ではTahraのようにリマスターをしっかりするレーベルも増えているので、こっちのCDを基に本来の再生音のアプローチをするのも妥当かと思います。少なくともウィーン放送協会の音源を抱えているPreizerはそれを頑なに拒んでいるので、今の情報もまだまだ有益になると思われます。 ページ最初へ |